離婚調停を有利に進めるために欠かせないのが「主張書面」です。 「何を準備すればいいの?」「絶対に書かなきゃいけないの?」と不安な方へ、私の実体験を交えて解説します。
主張書面とは?
主張書面とは、自分の意見や事実関係をまとめて、裁判所(調停委員)に提出する書類のことです。
調停は「話し合い」の場ですが、限られた時間の中で自分の思いをすべて正確に伝えるのはとても難しいです。緊張してうまく話せなかったり、言い忘れてしまうこともあります。あらかじめ書面にして提出しておくことで、自分の主張を正確に、そして冷静に伝えるための手段としてとても有効な書類です。
主張書面は必須か?
結論から言うと、提出しなければならないという法的な決まりはありません。
しかし、私は提出することをおすすめします。 理由は、事前に提出しておくことで調停委員が内容を把握した状態で当日を迎えられるため、話がスムーズに進みやすくなるからです。「言った・言わない」のトラブルを防ぐ効果もあります。
主張書面の書き方
主張書面には、裁判所で定められた厳密な様式はありません。 ネットにあるテンプレートを使ってもいいですし、手書きでもパソコン作成でもOKです。
絶対にテンプレート通りでなければいけないことはありませんが、裁判所のホームページにも様式例が掲載されています。迷った方はこちらを参考にしてみてください。
実際に私が書いた主張書面の内容
私が実際に提出した書面では、以下の3点を中心に記載しました。
1. 離婚を希望している理由
ここでは感情的になりすぎず、**「あくまで事実のみを端的に」**書くのがコツです。
- 記載例: 結婚当初から相手方のモラハラ(精神的虐待)があり、子供たちにも被害が及んでいる。安心して過ごすことができないため、離婚を希望します。
- ポイント: 「離婚したいと思っている」という曖昧な表現ではなく、「離婚したい」とはっきり断言することが重要です。「修復は希望していません」とハッキリ書いてもOKです。
2. 現在のお互いの生活状況
住まいや子供の環境、生活費(婚姻費用)について現状を伝えます。
- 記載例: 現在の仮住まいが手狭であること、子供たちの安定した生活環境を早く取り戻してあげたいことなど、早期の離婚成立を希望する理由を具体的に記載しました。
3. 離婚条件
財産分与、養育費、面会交流について、自分の希望を明確にします。
- 財産分与: 家、車、預貯金、保険などを具体的にどう分けたいか。
- 養育費: 裁判所が公開している「養育費算定表」を参考にすると良いです。希望金額と、その金額が必要な理由(教育費など)を簡潔に。特別な事情があればそれも書く。
- 面会交流: 子の福祉に配慮すべきものなので、私は子供自身の意思を最大限尊重して決めていきたい旨を記載しました。一般的には「月に〇回〇時間程度、場所は〇〇で。泊りは無し」等細かく決めておくと後で揉めにくいです。
主張書面の提出方法
作成した主張書面は、裁判所・相手方・自分の控えの3部用意します。
主張書面の提出方法は2パターンあります。調停期日の1週間前までに裁判所、相手方それぞれに郵送する。(期日前に読んでもらえるよう、なるべく余裕をもって提出)1週間前に間に合わない場合は、ギリギリで提出して手元に無い、読んで無いということが起こらないよう、当日持参して提出する方法もあります。しかし、話し合いを早くスムーズに行うためにはやはり1週間前までに提出することをおすすめします。
まとめ
主張書面は、あなたの「本気」を調停委員に伝えるための大切なツールです。 「書くのが大変そう…」と思うかもしれませんが、自分の頭の中を整理するいい機会にもなります。書き方の正解は無いので、格式張り過ぎなくても、言いたいことがしっかりはっきり書いてあれば大丈夫です。一度提出してみれば「こんなものか」とハードルが下がるので、ぜひ頑張って準備してみてください。


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